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最強の読書法という『ペア読書』をやってみたら本当に最高だった件

ペア読書、土曜の朝から相当捗りました。

昨日こちらの記事を見て面白そうだと思い、友人たちにシェアしたところ、今すぐやろうという話になり、早速やってきました。 note.mu

ペア読書とは、「2人で同じ本を用意し、その場で30分間で読了し、本の内容についてディスカッションをする」 というものです。

冒頭の記事によると、その良さは下記の2点。

ディスカッション相手がいるプレッシャーと、時間のプレッシャーがあるので、短い時間で濃く読める。

話すことでの理解の深まり、記憶への定着、日常への取り込まれ方がすごい。

本は読みたいけれど時間が確保できない、読んでもすぐに忘れてしまいがちといった課題をお持ちの方には刺さるメリットではないでしょうか。少なくとも、僕にはグサッと来ました。

こんな感じでやってみた

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メンバーの才能を開花させる技法

メンバーの才能を開花させる技法

  • 作者: リズ・ワイズマン,Liz Wiseman,グレッグ・マキューン,Greg McKeown,(序文)スティーブン・R・コヴィー,Stephen R. Covey,関美和
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (3件) を見る

方法

方法としては、以下のような形で実施してみました。

  • 書籍は『メンバーの才能を開花させる技法』をチョイス
  • 基本的には元記事の方法に従って、30分で読書→ディスカッションの手順
  • ペア(2人)で行うものでしたが、4人(うち1人はリモート参加)で実施

今回の選書は、参加者全員の関心事でもあるマネジメント関連の本にしてみました。

議題

議題としては以下のような事を話しました。

  • 30分という短い時間でどのようにして読んだか
  • 印象に残ったところ
  • 本を通しての反省・学び

「どのように読んだか」というのは普段あまり聞かないところなので、参考になりました。

「131ページのここが◯◯だよね」のようなな会話を本をペラペラめくりながらしていた感じです。

やってみての感想

正直、予想以上に良かったです。これは定例化しようという話になりました。

何が良かったかを言語化すると以下の2点が挙げられます。まさに元記事でも触れている点なのですが、実践を通して改めて感じました。

『30分』というタイムプレッシャーが読書効率を飛躍的に上げる

時間制限を設けることにより、「いかにエッセンスを吸収するか」という視点で読書をできたのがまず良かったです。今回の本は300ページほどあるので、普通に読むと3〜4時間ほどかかりそうなものですが、30分でも概要把握まではすることができました。

主張の元となる事例などについては飛ばし読みしているところもあるので、自分の中でより血肉化したいと思った部分は後ほど詳細を読んでみようかなと思っています。

この読み方は『ペア読書』に限らずやっていきたいなと思いました。

ディスカッションで内容が深まる

ディスカッションがあることによって、読書時の姿勢も変わりますし、議論を通して内容を再確認できたのは良い点でした。さらに、自分ひとりでは気づかなかった点にも気付かされたりするので、学習量が圧倒的に高まったように思います。

まとめ

『ペア読書』、おすすめです。リモートでも全然いけました。関心トピックスの合う友人とやってみるとよいと思います。

また、今回ペア読書で使用したこちらの本はかなりおすすめです。チームメンバーの力を最大限に発揮する『増幅型リーダー』というリーダー像に迫る一冊です。マネジメントに関わることがある方はぜひに。

メンバーの才能を開花させる技法

メンバーの才能を開花させる技法

  • 作者: リズ・ワイズマン,Liz Wiseman,グレッグ・マキューン,Greg McKeown,(序文)スティーブン・R・コヴィー,Stephen R. Covey,関美和
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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友人のブログ紹介

香川からの一緒にペア読書をした友人もブログを書いていました。 ryushiosaki.com リモート参加について詳しく知りたい方はぜひに。

ファシリテーション本の決定版『ファシリテーションの教科書』要約

はじめに

チームをリードする立場となり、日々会議を仕切ることは多くなった。

ただ、どこか会議の運びが上手くいっていないという違和感は自分の中にあり、その解決策として手を出したのが『ファシリテーションの教科書』という本であった。

ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ

ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ

端的にいうと、控えめに言って最高の書籍であった。自分の中に課題感があったこともありスッと内容は入ってきた。以下では、その内容について紹介していこう。

ファシリテーションとは?

ファシリテーションとは、メンバーや関係者の知恵とやる気を引き出し、深い納得に詩付けられた合意を実現する協力な武器であり、同時に人の能力を育成するうえで肝となるコミュニケーションスキルのこと。まさに、リーダーが果たすべき役割である。

ファシリテーションは、コミュニケーションスキルを超えてリーダーシップのあり方そのものともいえる。

トップダウンで戦略を決めてもメンバーのモチベーションは上がらない。「引き出し、決めさせ、自ら動くことを助かる」というスタイルに転換することが必要であり、それこそが「ファシリテーションの本質」である。

腹落ちしているか?

人々の意欲を高めるためには、メンバーに「腹落ち」させることが必要である。

「腹落ち」とは、「目的と理由」を深く理解し、「具体的なあるべき姿」を自ら描き、「ワクワク感や当事者意識」をもてるレベルまで納得するということである。これをいかに実現するかが問題だ。

ファシリテーションはメリットは大いにあるが、皆壁にぶつかるものだ。 それも当然。ファシリテーションとはコミュニケーションに関するすべての要素を統合した、最高難度のスキルなのだ。高度な思考力、理解力、表現力が必要とされる。一朝一夕には身につくものではない。

ファシリテーションを上手く行うためには、事前に十分な「仕込み」と、議論の場で参加者の思考を適切に導く「さばき」の技術が必要である。

また、それだけでなく以下の2点が不可欠。

  • 「問題解決」「構造的な話の理解」ができる思考力
  • 人の可能性を信じ、意欲、能力、知恵を引き出す」という基本姿勢

もうこれを聞いただけで尻込みしてしまうほど難易度の高いスキルだ。以後では、このハードなファシリテーションの実践法について解説が続いていく。

仕込み

仕込みとは、「議論の『出発点』と『到達点』を明確にする」「参加者の状況を把握する」「議論すべき論点を洗い出し、絞り、深める」の3点を行うこと。

議論の『出発点』と『到達点』を明確にする

合意形成ステップのどこからどこまでを扱うのかを明確にすることで、目的が明確化され議論が進みやすい。また、参加者も迷わなくなる。

▼合意形成のステップ

  • 場の目的の共有・合意
  • アクションの理由の共有・合意
  • アクションの選択・合意
  • 実行プラン・コミットの確認・共有

参加者の状況を把握する

意思決定をする上で、本来重要な役割を果たすべき人を見つけ、その人の持つ情報、知見、考えを引き出すことが大事。単に声が大きい人の意見で決まらないようにする。

議論すべき論点を洗い出し、絞り、深める

出発点から到達点までどうつなぐかを考える必要がある。

つなぐ=合意形成に至るために、「何について」「どのように」議論するのかを具体的に設計することである。

その設計で最も注目すべきものが「論点」である。

ファシリテーターは、論点を十分に理解・把握しておくことが必要である。

論点とは、意見や主張そのものではなく、「その意見や主張は、どういった問いに答えているのか?」もしくは「その意見や主張が、どのようなポイントについて考えた結果、導かれているのか?」ということ。

例)「部品調達元を切り替えるか?」という共通の論点に対して、「品質は担保できるのか?」と「コストは今より安くなるのか?」という異なる論点を元に議論が行われる。

論点を把握することは難しい、どうすべきか?

「あるべき議論の論点の地図」をつくり、様々内見を即座に位置づけられる状態を頭の中につくっておくことが大事。

「論点の地図」をつくるには、「広げる(洗い出す)→絞り込む(重み付け)→深める」という順番を意識するとよい 。

論点を広げる

論点を広げるためには、以下の方法がある。

  • テーマ自体から論理的に洗い出す
  • フレームワークを活用する
  • 合意形成のステップを細分化して論点を押さえる(おすすめ)

絞り込む

参加者を想定して、「到達点に至る上で合意を形成する必要のあるものかどうか?」をポイントとする。

また、合意形成のためには必要だが、皆が同じ意見で議論をする必要はない点については「確認する論点」として参加者の確認をとる。

議論をする必要はあり、かつ意見の対立もあるがその場にいる参加者が持っている情報や意見の準備状態では結論が出せない場合は、「この論点は重要ですが、今ここでは結論が出せないので、次回までに各自準備をした上で再度議論しましょう」という形で「置いておく論点」とする。

まとめると、以下の4つに分類して考える。

  • 議論すべき論点
  • 議論すべきでない論点
  • 議論する必要はないが、確認する論点
  • (今は)置いておく論点(後に議論する論点)

最終的に、論点相互において「上下の関係」と「前後の関係」を意識する。

  • 上下の関係:大きな抽象度の高い論点とそれを具体化・細分化した論点のこと。
  • 前後の関係:議論すべき順番がある論点同士の関係のこと。

問題解決のステップ実践

先程の「合意形成のステップ」をさらに細分化する。

▼合意形成のステップ

  • 場の目的の共有・合意
  • アクションの理由の共有・合意
  • アクションの選択・合意
  • 実行プラン・コミットの確認・共有

アクションの理由の共有・合意を3つに細分化 →「問題意識の明確化(What)」「問題箇所の特定(Where)」「真因の追求(Why)」

人は What や Where が曖昧なまま適用な Why に基づき How を決定してしまいがち。

問題意識の明確化(What)

「あるべき姿」と「現状」を明確化し、ギャップである「問題意識」のズレをなくす。

問題箇所の特定(Where)

Why に行く前に Where を明確にする。解決すべき問題は2つあるかも。議論を効率的に行うべく、問題箇所を特定する。

真因の追求(Why)

幅広い知識と具体的な情報が不可欠であり、「衆知を集める」ことが最も効果的なフェーズ。 MECEに考えることも必要だが、それだけでは真因にたどり着けないことも。

理想状態をイメージし、どんな条件が揃えばそうなるのかを考える方法も有効。 「他に全く違うパターンで問題が生じることはないか?」を問いかけてみるなど、あらゆる可能性を探る。

※人の能力や意識で「なぜ」を止めない→再発防止策に落とせないから。また、犯人探しは積極性を削ぐためというデメリットもあるため、構造的な課題まで深掘りするようにする。

実行プラン・コミットの確認・共有

メンバーが対策案の実行に向け、実際に動き出せるようにすることが目的。具体的に定める。

いつまでに、何を、どの程度、どのように、誰が責任者で行うのか。 特に、「作業の目的とゴールイメージを関係者が共有すること」と「責任者を明確にすること」は大事な要素。

さばき

「さばき」=議論の現場で参加者から意見を引き出し、適切に導くコミュニケーションの技術である。

ファシリテーターは「主役」ではなく「演出家・ディレクター」といった役回りが理想である。

さばきの基本動作は以下の4点だ。

  • 発言を引き出す
  • 発言を理解し共有する
  • 議論を方向づける
  • 結論づける

発言を引き出す

  • なぜこの場にいるのか、当人にとってどのような関係があるのかを最初に触れておくとよい。
  • 立場上発言をしにくい人がいる場合には、躊躇する原因を取り除くアシストを行うとよい。
    • 「◯◯さんの立場からすると、この案には当然懸念を感じると思いますが、いかがでしょうか?」
    • 「常に最前線でお客様に接している皆さんの意見を聞きたい」
    • 「まだ当部署の状況を知らないフレッシュな目で見て気づいた点をあげて欲しい」

発言しやすくするための刺激を与える

  • 考えるべきこと、答えるべきことを絞って意見を聞くようにする
    • 「まずは賛成か反対かの結論だけ」
    • 「意見は別として、検討すべき点に絞って」
  • 論点や切り口を示してあげる
    • 「効果と効率の面から意見をいただきたいのですが」
    • 「ここでは新製品開発の意思決定プロセスに沿って、、、」
  • 別の意見・反対意見を求める場合には、それをはっきり示す
    • 「他に検討すべき点はないですか?」
    • 「ここまでは賛成という意見がおおかったですが、逆に反対だという意見はありますか?」
  • 話す内容や説明の仕方、意見を出すレベルを具体的に提示する
    • 「A、Bどちらの案がよいかの結論と、その案を推す理由を述べてください」
    • 「まずは考えられる原因をできるだけたくさん洗い出してみよう」
  • より具体的な状況を示し、イメージを刺激する
    • 「あなたがこの件をお客様に説明するとしたら、質問されそうなことは何でしょうか?」
  • 家庭によって制約を外して意見を言いやすくする
    • 「仮に予算の制約がないとして、効果的だと思う案はないでしょうか?」
    • 「いま進んでいる検討項目はいったん忘れて、そもそも何を検討することが必要か?」

もっとも大事なのは、心から参加者の発言を聴きたいと想い、それをしっかり態度で示すことである。

発言を理解し共有する

ファシリテーターの聴く基本ステップ

  1. 発言を聴き、理解する
  2. 発言を受け止めたことを発言者にはっきり示す
  3. 理解を確認する
  4. 参加者全員が発言を理解できるようにする

※ 3,4は省略したほうが良い場合も多い。流れを切ってしまう恐れがあるため。

理解する=その発言が議論全体の中でどのように位置づけられるのかを把握すること。 →発言の後に、どの方向に議論を進めるべきか、を判断しないとならない。

常に「So what?」を心の中で発してみるとよい。そうすることで、主張を掴むことができる。

まとめると、ファシリテーターが参加者の発言を聴く際には、「何のために(目的)」「何について(論点)」「何を(意見・主張・結論と根拠・理由)」言っているのかを掴むことが必要。

発言を深く理解する

人の話を正しく、深く理解するために役立つのが「論理の三角形」。

「論理の三角形を意識して話を聴く」とは、論理の三角形のいろいろな部分が欠落した状態で話される相手の話を、「狩猟と根拠」の構造の中に置いてみて整理する。その上で、欠落している部分は何か、話し手が説明してない部分には本来なにがあるべきか、を考えながら話を聴き、相手の論理展開を推定しようとすることである。

理解のためにすべきこと

  • 主張を明確にする
  • 「隠れた前提」を確認する
    • 演繹と帰納のいずれかの論法を想定
    • 演繹の場合、正しい前提を用いているのかに注意
    • 帰納の場合、逆の事例にも着目。各事例で、共通点と違いを分析し論理展開の妥当性をチェック
  • 欠けている論点を補完する

これらの手法は、普段から文章を読む時などに意識しておき習慣化しておくとよい。

議論を方向づけ、結論づける

参加者が納得感・達成感を持ちながら、話が先に進んでいくというのが望ましい議論の姿である。 その上で大事なのが、ある結論に参加者が納得感を持って合意する上で、議論すべき「論点」が十分に議論されているかどうかという視点となる。

今議論すべきでない論点への対応は下記の2点。

  1. 「そもそも議論する必要がなく、その議論に時間を使うべきでない論点」
  2. 「議論すべきだが、今、ここではない」

議論を止める際は「説得」ではなく「問いかける」

  • 発言そのものを受け止め、理解を示す
  • 本来議論すべき論点に意識を向けてもらう
  • (必要なら)その論点で議論を続ける必要性について問う
  • 止める発言や論点が活きる機会・場面が別にあることを示す

「まとめる」、そして「結論づける」

「論点と結論」をセットで要約し、参加者に確認する。

「議題の到達点」と現状を比較し、得るべき結論が出たのか、参加者の認識や意欲などは目指す状態になったのかを確認する。

到達点までいっていなくても、どういう段階までいったのか、そして、この後に何を決め、どこまで進めることが必要なのかを明確にすることが肝要である。

合意が形成されていない、結論が出ない状態で目指すべきは、「条件付きの合意」を形成し、それを会議の結論とすることである。

条件付きの合意なしに「次回また議論しましょう」では、納得感が薄れるし、次回の会議でまたゼロからのスタートとなりかねない。

更に詳細が気になる方はぜひ書籍を

本記事では、ファシリテーションの教科書の内容についてまとめてみました。書籍には、様々な事例があり、読むとさらに理解が深まるので、おすすめです。

ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ

ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ

センスメイキング理論とは?ストーリーによって人は動き、そこから未来は創られる

2016年10月号のハーバードビジネスレビューに面白いコラムが載っていたので、ここで少し考えてみたい。

まずは、本文内でも振られていたエピソードを読んで頂きたい。

ハンガリー軍の偵察部隊がアルプスの雪山で、猛吹雪に見舞われ遭難した。彼らは吹雪の中でなす術なく、死の恐怖におののいていた。その時偶然にも、隊員の1人がポケットから地図を見つけた。彼らは地図を見て落ち着きを取り戻し、「これで帰れる」と下山を決意する。彼らはテントを離れ、吹雪の中、地図を手におおまかの方向を見極めながら進み、そしてついに無事に雪山を降りることに成功した。しかし、戻ってきた偵察隊員が握りしめていた地図はアルプスの地図ではなく、ピレネーの地図だったのである。

(DIAMON ハーバード・ビジネス・レビュー2016年10月号 P.126より引用)

そもそも、センスメイキング理論とは何か?誤解を恐れずに、簡単な言葉で表現をすると下記のようになるだろう。

センスメイキング理論とは、周囲のメンバーにストーリーを語り意味を納得(センスメイキング)させ、明確な答えのない環境下においてもチームを動かし、当初は見えていなかったような結果につながる、という考え方である。

これは僕の考えが入った解釈なので正しくはないかもしれないが、大枠の意味はズレていないはず。

この考えは、特に今のような変化の激しい世の中において重要だ。リーダーとして意思決定する人であるなら日々感じていることだろう。

答えのない中どのようにチームを導くべきなのか?

「100%これをやれば勝てる」という戦略を描けていることは稀だろう。
なぜなら、事業環境は日々変化するし、競合もバカでないし、自社が圧倒的優位性を築いていることも少ないからだ。新規事業や新規のドメインで戦う場合にはなおさらである。


そのような中、大事になってくるのが「センスメイキング理論」だ。

冒頭のハンガリー軍の例でもあるように、答えのない中でも、チームメンバーを説得させるだけの「何か」があり、それをもとに、チームの意思が統一され動きはじめれば、あとはそのアクションから得られるフィードバックを元に、学びを得て、ゴールを目指すことができるのだ。

ハンガリー軍の場合には、極端な例ではあるが、全く間違った地図(情報)を元にしていたが、「地図に従って進めば下山できる」という説得性のあるストーリーがチームを動かした。ここでも分かるように、何よりチーム全員が納得した状態で動くことに価値がある。

さらに言えば、センスメイキングの行き着き先には、スタート地点では見えていなかった果実があることもある。ヘンリー・ミンツバーグ氏は、自身の論文の中で以下のように述べている。

優れた陶芸家は、最初は何をつくりたいのか自分でもわからず、まずは泥をこね、ろくろを回し、次第に自分でつくりたいものがわかってくる

新規事業の計画も同じで、まず初めはともかく行動し、やがて次第に大まかな方向性が見えてきて、さらに形になっていく

これは、マイケル・ポーターのSCP戦略の対局にある考え。

どちらが正しいというものではないが、今の時代のような変化の激しい環境下においては、SCP戦略をとろうとしても不完全な情報しか集まらず、結局機能しないということも多いだろう。そのような中では、センスメイキング理論の考えに則り、チームメンバーにストーリーを唱え、まずはアクションを動かし、そこから学びを得て成功に導く、そんな戦略のほうが適しているのでは、と思う。


リーダーとしては、
いかにストーリーを語るか
いかに人を惹きつけるか


そんなことがより重要性を増すといえよう。AI化が進む世の中ではるが、ストーリーを語るといったソフトな面はいつまでも残り続ける。

以上、「センスメイキング理論」についてまとめてみた。ストーリーを語れるリーダーになるべく、邁進していきたい。



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海外で話題の健康食「ミューズリー」をAmazonで買ってみたら本格的だった

http://miil.me/p/2tnl9

海外の健康フリーク達が愛するミューズリー。インドを旅している時には、大抵のカフェのメニューに載っておりよく食べていたこともあり、日本でも買ってみることにした。

購入したのはこの商品。Amazonで見つけた。

カントリーファーム フルーツナッツミューズリー

カントリーファーム フルーツナッツミューズリー

冒頭の写真を見れば分かる通り、本格的なミューズリーでした。甘みはレーズンの自然な甘みのみなので、はちみつなどを入れるといい感じ。

噛みごたえがあって少量でも満足できるので、コスパもそれなりに高いんじゃないかなと思います。

おすすめです!

カントリーファーム フルーツナッツミューズリー 750g

オールドデリーのスパイスマーケットでお土産用スパイスを買うならここ!

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インドの象徴オールドデリー。その中にあるスパイスマーケットは普段は目にできないようなスパイスでいっぱい。見ているだけでも楽しい場所です。

でもやっぱりせっかくならスパイスをお土産として持って帰りたいという人も多いはず。そんな時に便利なお店を紹介します。

お店の名前は「Mehar Chand And Sons」。

このお店の特徴は、一つ一つパックされたスパイスが売っていること。そして、ブレンドされているスパイスが多く使い勝手がいいのもポイントです。例えば、「バターチキンカレー」や「ベジタブルカレー」といったスパイスがあったりします。

また、店員さんの対応もすごく丁寧です。英語対応ももちろん。一つ一つのスパイスを丁寧に香りをかがせてくれました。素晴らしい。

数多くあるスパイスショップの中でも、このお店ほどお土産に適したものはないのではないかなと思います。

ぜひ足を運んでみてください。

Mehar Chand And Sons
6535, Khari Baoli, Delhi - 110006 India

ホーチミン一番人気のバインミー専門店「Huynh Hoa」はお肉たっぷりで最高!

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ホーチミンに長く住む友人から教えてもらった地元民の中で一番人気のバインミー専門店「Huynh Hoa」に行ってきた。

写真を見れば一目瞭然。もうあふれんばかりのお肉と新鮮なお野菜がたまりません。

お値段は30,000ドン(約150円)と、露店のバインミーよりは少し高めだけれど、十分にその価値はあるし、日本で考えたら激安ですね。

営業時間が3:00PMからなのでおやつか夜ご飯にどうぞ。

▼ 場所と詳細は以下のリンクから
http://www.tripadvisor.com.sg/Restaurant_Review-g293925-d5484355-Reviews-Banh_Mi_Huynh_Hoa-Ho_Chi_Minh_City.html

目黒駅「イトウヤ」は昔ながらの雰囲気を残した憩いの喫茶店(カフェ)

目黒で用があったので早めに家を出てモーニングをすることに。
そこで入ったのがここのお店「イトウヤ」。

写真の通り、昔ながらの喫茶店という雰囲気。
愛想の良いおばちゃんがそれを引き立てる。

http://miil.me/p/24ia1

注文したのはピザトーストセット。
サラダとブレンダコーヒーがついて700円ほど。

少し高めかなと思ったが、厚切りのピザトーストは美味しかったし、何より雰囲気が良かったしで満足。

アメリカ発のカフェなんかが流行っているけれど、こういう喫茶店も大事にしたいなーと思った。

▼ イトウヤ[食べログ]
http://tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13007461/

表参道にひっそりと佇む「パンとエスプレッソと」は名前通りの美味しさ

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「パンとエスプレッソと」というネーミングがまず素晴らしい。
パン作りのプロとエスプレッソのプロ。そんな2人が集まって作られたとのこと。

コンセプトについて、ウェブサイトをみるとこんな言葉が。

パンとコーヒー。
生活に溶け込んだ、毎日味わうものだからこそ、
素材やクオリティにまっすぐこだわりたい。
そんなシンプルな気持ちを、このまっさらな空間と手仕事に込めました。
毎日食べても飽きの来ない味を、日々追求しています。

コピーライティングにも力入れてるなあという印象。

もちろん、パンの味もエスプレッソの味も最高でした。
フレンチトーストやパニーニが有名みたいなので再訪してみようと思います。

パンとエスプレッソと | HitoBito Inc.

横浜駅チカ「鶴一家」は繊細な家系ラーメン

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家系ラーメンひしめく横浜駅。
そんな中、家系のガッツリ感がありつつも繊細な味もする、そんなラーメンを提供するのがここ「鶴一家」だ。

立地が少し分かりにくいためか、18時頃に訪問すると、客は一グループのみであった。吉村家の行列とは対照的。しかし、それに勝るとも劣らない味は本物。

おすすめですー。

http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14035352/

スマホファーストを頭では分かっていても実行できない人

スマホファーストの時代だという。
しかし、それを実行できている企業はどこまでいるのだろうか。

ざっと各社のホームページを見てみると、DeNAやLINEといったモバイルで成功している会社はスマホ表示もそれに最適化された洗練されたものになっている。一方で、東芝や日立といった大企業の企業サイトはPC表示しかなかったりする。

金はあるのに実行できていないということは、すなわちスマホ対応の優先度が低いということだろう。

日本の高度経済成長を支えた大企業達のスマホへの対応度から、彼らの未来への行動力が垣間見れる気がした。

© 2018 Motoki Yoshida