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世知辛い世の中か、チャンスにあふれた世の中か

サイバーエージェント、知られざる“膿出し” | 企業 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

この記事を読んで何を感じるだろうか?

つい5,6年前には盤石とも思える地位を確立していたガラケーのゲームやアプリ。しかし、いまやその技術を持っていても「膿」扱いだ。

「ひどい話だ」と感情論でいうつもりはない。むしろ、これは個人の責任だ。株主の利潤最大化を目的とした企業が不採算部門をカットすることは、経営上賢明は判断である。その意味で、藤田社長の判断は理にかなっている。

問題は、ぬるま湯に使ってしまった個人の方にある。トレンドの流れがすさまじいこの時代においては、常に次を見据えて貪欲に学んでいかなければならない。よく言われることだが、途上国で必死に勉強してる学生やビジネスマンはごまんといる。

 

しかし、一方で、「個人の努力次第でスキルを身につけやすくなっている」というのも事実である。

就活に絶望している君へ バッカじゃないの?【湯川】 : TechWave

これは、techwave副編集長の湯川さんの記事だ。

要約すると、就活といった一つのイベントにこだわる必要はない。そこで失敗しても貪欲に学びつづけることで、道は絶対に開ける。と言ったような内容だ。そして、最後は次の言葉で結ばれる。

 就活で絶望的になっているみなさん。絶対にだいじょうぶだよ。こんなことでくじけずに前進してごらん。人生ってあきらめないでいれば絶対に好転するんだから。心から応援しています。
進学、就活ともに惨敗し、アルバイトから正社員になり独立して今が一番楽しいおじさんより。

「努力すれば絶対にだいじょぶ」といった部分には少し違和感があるのだが、そこは置いておいて、「就活だけで絶望する必要はない」という点には同意である。大企業や当時勢いのある企業に入社したとしても、そこでの自分は5,6年後には「膿」となっている可能性があるわけだから。

もちろん就職先は少なからずこれからの人生に影響を与えるだろうけれど、それよりももっと、「自分がそこで何をするのか」ということを真剣に考えていかなければならないだろう。

 

世知辛い世の中か、チャンスにあふれた世の中か、それを決めるのは誰でもない、自分自身だ。

 

 

© 2018 Motoki Yoshida