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Everything I love in my life.

35年間の集大成。400人の大教室がOB・OGで溢れかえった最終講義。

35年間にわたりうちの大学で教鞭をとっていた教授の最終講義。OB、OGがあつまり400人も入る大教室で立ち見の人がいたほど。愛されてるなあ、としみじみ感じた。

始めに学部長が「一期生のみなさんよりも私のほうが若輩で…(笑)」といったことをおっしゃっていた。大学で35年間も教師を続けるとそんなこともあるのかと驚いた。僕なんかが生まれるずっと前から教壇に立ち続けている。果たして、どのような心境なんだろうか。いろいろと考えさせられた。

氏のやや緊張しながらも、力のこもった授業には、達成感とともにゆるぎない自信をかんじた。圧巻は、最後の花束贈呈。歴代の生徒(ゼミ生?)が、つぎつぎと大きな花束を渡していく。平日の夕方であったから、もちろん仕事もあったはずだ。仕事を休んでまでも、想いを伝えに足を運ぶ。それもあの僻地に(笑)。ほんと、愛されてるなあと。

このような最終講義となったのも、一人ひとりの学生としっかり向き合ってきたからこそだろう。人生の深みを感じた瞬間であった。

 

ひとつ心残りをいえば、授業中に来週のテストででるとこを言うはずだったのに、よく分からないまま終わってしまった点…。いや、あんなに生徒に愛されている教授だ。心配ない。単位をくれないはずがないではないか。そう信じている。

広尾で本格派バーガーを食す!外国人で賑わう Burger Mania に行ってきた

なんといってもこの迫力!

Avocado Cheese Burger. Awesome!!

 

ただ、お肉の量は少なめだし、そこまで脂っこいわけでもなく、食べやすい。アメリカにあるようなジャンキーバーガーを狙っていた友人と僕の口からは「ちょっと控えめだったね」という言葉がでてきたほどだ。

裏返せば、日本人の口に合うようになっているともいえるだろう。また、女性でも気軽に食べやすいのかなーともおもった。

かなりの人気店らしく、休日の12時にはすでに3〜4組ほどが並んでいた。それだけうまいということだろう。

広尾へ来た際にはぜひ。

(参考:バーガーマニア広尾店[食べログ]

横国のキャンパスって意外とおしゃれかもと思えてきた話

正門きれい。夏は緑も美しい。

 

学生支援センター

 

シンメトリーな感じがいい。

 

夜の図書館はまた光がおしゃれで

 

帰り道。明かりのぼんやり具合がいい。

 

ちょっとおもったこと

これらは、全て iPhone4 で撮影して Instagram で編集したもの。特に画質がいいというわけでも、技があるというわけでもない。とすれば、キャンパス自体がいいのかなーと。

留学前はこんなこと全く思わなかったんだけど、帰国してからなんだか横国のキャンパスをまた違った視点で見るようになった気がする。いいとこあるじゃんって思える。

人でもモノでも、いいとこに気づけると楽しくなってくる。そして、きっと気付いてもらえた方もうれしいはずだ。もっともっと気づける人になりたい。ふと、そんなことをおもった。

教育の未来を考える一冊。Khan Academy 創始者が語るこれからの教育のあるべき姿とは。

"The One World Schoolhouse"を読み終えた。
オンラインビデオ学習サービス「Khan Academy」の創始者 Salman Khan の熱がこもった一冊だ。

筆者は、アメリカの教育問題にとどまらず、世界全体の教育について語っている。オンラインビデオという媒体はそれを可能にするわけだ。それはまた、日本にいる僕らも、世界の教育について語る権利があるということだろう。

インターネットの誕生で世界はつながった。とある一人の証券マンが思いつきから始まった一つのサービスが、世界をも変えてしまうことがある。そんな可能性を感じた。

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印象に残ったフレーズを紹介

特に印象に残ったフレーズを紹介していこう。

Mastery learning simply suggests that students should adequately comprehend a given concept before being expected to understand a more advanced one.


The One World Schoolhouse: Education Reimagined (p. 37)

(大意)
Mastery Learning(熟達学習)とは、生徒が応用度の高い問題を解けるものであるとされる前に、今までに習ったコンセプトを十分に理解しておくべきである、というごく単純なことだ。

簡単そうに聞こえるが、これが既存の学校システムでは難しい。なぜか?

In a traditional academic model, the time allotted to learn something is fixed while the comprehension of the concept is variable. Washburne was advocating the opposite. What should be fixed is a high level of comprehension and what should be variable is the amount of time students have to understand a concept.


The One World Schoolhouse: Education Reimagined (p. 39).

(大意)
伝統的な学校体系では、何かを学ぶために割り当てられた時間は固定されている。その一方で、そのコンセプトの理解度はばらばらである。ワッシュバーン氏は、その反対を主張した。すなわち、固定されるべきは高い理解度であり、ばらばらであるべきは生徒がそのコンセプトを理解するのにかかる時間である。

先ほどの疑問がとけた。従来の学校システムでは、時間が固定されるだけで、高い理解度は固定(保証)されないから、熟達学習もかなわないのである。教育のあるべき姿は、その逆。

その教育の姿を実現させるものが、Khan Academy そのものであるわけだ。

In gradually developing my own approach to teaching, one of my central objectives was to reverse this balkanizing tendency. In my view, no subject is ever finished. No concept is sealed off from other concepts. Knowledge is continuous; ideas flow.


The One World Schoolhouse: Education Reimagined (p. 51).

(大意)
教えるということに取り組んでいく中で、私の中の中心的な目的の一つは、この(学習分野が)分断されてしまっている傾向を逆転することだった。私が思うに、どの科目も決して終わりはしない。どのコンセプトも他のコンセプトから切り離されていたりはしない。知識というものはつながっているのだ。アイデアが流れるかのように。

これも Khan Academy で実践されていることの一つだ。科目毎、単元毎でわざわざ切り離す必要はない。それらはつながっている。物事は、一つひとつ覚えるよりも、何か既知のアイデアと関連付けて覚えたほうが記憶効率が良いということは研究で分かっている。切り離す理由が見当たらない。

さいごに

3箇所引用してみたけれど、この本はかなり内容が濃い。なので、興味を持った人はぜひ読んでみるといいだろう。Khanさんの教育にたいする斬新な考え方、Khan Academy の発足から事業拡大へと至る感動的なストーリー、いずれも一読に値する。

英語のレベルはそこまで高くないように感じた。何冊か洋書を読んだことのある人ならば、読みこなせるだろう。

 The One World Schoolhouse: Education Reimagined

おまけに、Khan Academy のビデオをひとつ貼り付けておく。参考までに。


Algebra: Linear Equations 1

それにしても、邦訳版の出版が待ち遠しい…。

厚さ4cmのホットケーキ!鎌倉の老舗「イワタコーヒー店」に行ってきた

ホットケーキの老舗イワタコーヒー店に行ってきた。鎌倉駅から徒歩2分ほど。鶴ヶ岡八幡宮へと続く小町通りの入り口にひっそりと佇んでいる。

週末であったが、10分ほどで席には通された。人気店といっても、東京の観光地とはやっぱり違うんだなーと。

話が前後するが、おもしろいことに、このお店ではお店に足を踏み入れるやいなや、「ホットケーキのご注文はございますか?」と尋ねられる。「はい」と答えると、「1時間ほどお時間かかるのですがよろしいですか?」とのこと。なんだこれ?

疑問を持ちつつも、店内へ。どうやら1時間かかるのはホットケーキだけらしく、他の料理は注文するとスムーズにでてきた。サイドメニューとして注文したサンドウィッチは家庭的な味で、これもまたうまかった。

さて、ここからが本題。待つこと1時間。ついに噂のホットケーキが姿をあらわした。

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破壊力抜群である。

なんとも勇ましく、それでいてかわいさもある。開いた口がふさがらないとはこのことか。

我慢できず、おもむろにナイフとフォークを手にし、そっとこの厚い物体を口へ運ぶ。

使い古された表現だが、「外はサクッ、中はふわっ」。この形容しか思い浮かばない。バターとメープルが交じり合い、うまうまです。

1枚で4cm近くもあるので、2人で分け合うくらいでちょうどよい。

子連れの家族から、カップル、老婦人と老若男女問わず愛されているお店だ。だれか甘いもの好きな人と一緒に行ってみるとよいかもしれない。おすすめ。

(参考:イワタコーヒー店 [食べログ] )

© 2018 Motoki Yoshida