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PDFコピペの文字化けで困った時はGoogle ドキュメントを使うと解決するかも

PDFでもらったデータをコピペしようとしたら、完全に文字化けしてしまった使いものにならない。ググってみると同じような問題に直面したことのある人は多くいるようで、様々な対処法が見つかった。テキストとして保存してみたり、PDFからWordに変換してくれるウェブサービスを使ってみたり。

しかし、どれもうまくいかず、うーんと悩んでいると、先輩社員さんがふとあるアイデアを思いついた。

Google Docs で PDF を開いたらもしかしたらいけるんじゃね?

おお。Google さんなら何かうまいこといくんじゃないか。私も直感的にそんな予感がした。結果的にうまくいったので手順を紹介しよう。といってもすごく簡単。

 

1.グーグルドライブのダッシュボードから、PDFをアップロードする

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上記の写真のボタンを押して、「ファイル」を選択。文字情報を抜き出したいPDFファイルをアップロードする。

2.アップロードされたPDFファイルをGoogle ドキュメントとして開く

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アップロードされたデータを右クリックして、「開く」→「Google ドキュメント」を選択。

するとすると、画像データの下に文字が出てきたー!!

となるはずです。

文字化けはそれぞれで問題が異なるため、この方法が全ての場面で役立つかどうかは分かりませんが、試してみる価値はあるかと思います。少なくとも私の場合はできたので。

参考までに、メモでした。

 

Pinterest風レイアウトがPinterest以外のサイトにおいて役立たずな理由

なるほどと思った記事があったのでシェアすることにした。

Why Pinterest-style infinite-scroll layouts are worthless for everyone except Pinterest | Stephen Corwin's Blog

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Pinterest風レイアウトとは、本家Pinterestに見られるように

  1. グリッド型の画像で
  2. 半永久的にスクロールできる

 

レイアウトといえるだろう。このようなレイアウトは、Pinterestのリリース以来、多くの人を魅了し、現在では、Etsy や Ebay といった米国における大規模ECサイトでも採用されるほか、日本のスタートアップ界でも、Whitelist や WishScope などで採用されている。

 

本記事で指摘されている Pinterest風デザインの問題点をまとめると、以下のようになる。

ここ数年のウェブサイトを見てきて、"Less is More"ということは分かっている。Pinterest風のサイトを見ても、すべてを見渡すことはできるが何も記憶には残らない。コンテンツがありすぎるのだ。

 

では、なぜこのようなレイアウトがPinterestでは機能するのか。それは、サイトの目的の違いにある。

Pinterestが機能するのは、ユーザーが何か特定のものを探して訪問するサイトではないし、また、ユーザーがある1枚の写真に着目することは彼らの成功にとって重要ではないからだ。Pinterestはアートサイトなのだ。...
しかし、もしこのレイアウトを製品を打ったり何かをプロモーションするために使うのであれば、そして、それが会社にとってコアなビジネスモデルなのであれば、それは瞬く間にマズい選択となるだろう。

 

つまり、Pinterest風レイアウトは、アートサイトとしては快適により多くのものを見せるという意味で優秀だが、ECなどの見せるだけで終わってはいけないようなサイトにおいてはよろしくないというわけだ。 

 

これにはいろいろと考えさせられた。筆者の言いたいことはよく分かる。ECサイトにおいては、「見せるの先の購買というアクション」に持っていかなくては意味が無い。

しかし、Pinterest風レイアウトが一概に悪いとは思わない。冒頭で挙げたように、米国の有名企業も採用しているこのレイアウトには、それだけの魅力がある。

スクロールしている楽しさは、ショッピングモールでぶらぶらとお店を徘徊する楽しさを想起させる。これは、今までのECにはなかった新たな価値提供の仕方である。

 

そこで、ECサイトに携わる者として私が思うのは、Pinterest風レイアウトの弱点を補ってあげる形を考えるべきということだ。それには、様々な方法があるだろう。強弱をつけてあげるのもその内の一つだ。

工夫の仕様はデザイナーさんの腕の見せどころだろう。ここは、UIというより、UXに近いところかもしれない。

私も、ECサイトに関わるデザイナーの端くれとして、色々とアイデアを巡らせようと思う。

by @show_motto

 

スタートアップをやっている人が「若い」理由

VOYAGE GROUP さんのシェアオフィス BOAT に入居していることもあり、スタートアップ界隈の人達と接する機会が多い。そうする中で感じるのは、彼らが同年代の企業勤務の人に比べて「若い」ということだ。

厳密に言えば、「若く見える」と言えるかもしれない。

なぜだろうか?

「夢を追っかけているから」など抽象的な理由は浮かんでくるものの、なんだかパッとしない。

そんなとき、ヘンリー・フォードさんの言葉をふと思い出した。

学び続ける人は、たとえその人が80才でも若いと言える。
逆に、学ぶことをやめた人は、20才でも年老いている。
人生で最も素晴らしいことは、心をいつまでも若く保つということだ。

 

スタートアップに携わる人が「若い」のはこれだなと。つまり、毎日が学びの繰り返しだからこそ、彼らは「若い」のだと。

シリコンバレー随一のシードアクセラレーター「Y Combinator」は、スタートアップの成長率について以下のように言っている。

良い成長率は、週5%〜7%だ。週に10%を達成することができれば、非常に好調である。

 

この成長率を達成するには何が必要か?「学び」である。日々学びの繰り返し。メンターからも学ぶし、ユーザーからも学ぶし、競合企業からも学ぶし、学びの対象は様々だ。

それらを積み上げてこそ、この成長率を達成できるのだと思う。

 

さて、ここまで見てきた思うのは、「若さとは、必ずしもそれ自体が目的なのではない」ということだ。すなわち、「あるやりたいことがあって、それに向けて学習をつづけることで、若さは保つことができる」のだ。

もちろん、若さを目的とすることもできる。しかし、個人的には、自分のやりたいことに取り組み、学習していく中で、自然と「若さ」を保っていけたらとおもう。

 

若者が何いってんだと言われそうですが、ちょっとした回想でした。

by @show_motto

いつものものに加える「ちょっとした工夫」の大切さ

運営中のサービスに関係ありますが、ステマじゃないです。

純粋に、ビールコースターかっこいいなーと。

少し説明すると、これは、僕が今運営に関わっているサービス「BoxToYou」で販売されている「直輸入ベルギービールセレクトコース」の先月分の配送でついてきたものだ。

メインの商品は、もちろんベルギービールなのだけれど、こういう小物は値段以上にうれしいもの。なんだか自慢したくなってしまうし。

いつものものに加える「ちょっとした工夫」は、効用をグッと上げる。お仕事しながら、こんなことも学ばせてもらってます。

 

世知辛い世の中か、チャンスにあふれた世の中か

サイバーエージェント、知られざる“膿出し” | 企業 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

この記事を読んで何を感じるだろうか?

つい5,6年前には盤石とも思える地位を確立していたガラケーのゲームやアプリ。しかし、いまやその技術を持っていても「膿」扱いだ。

「ひどい話だ」と感情論でいうつもりはない。むしろ、これは個人の責任だ。株主の利潤最大化を目的とした企業が不採算部門をカットすることは、経営上賢明は判断である。その意味で、藤田社長の判断は理にかなっている。

問題は、ぬるま湯に使ってしまった個人の方にある。トレンドの流れがすさまじいこの時代においては、常に次を見据えて貪欲に学んでいかなければならない。よく言われることだが、途上国で必死に勉強してる学生やビジネスマンはごまんといる。

 

しかし、一方で、「個人の努力次第でスキルを身につけやすくなっている」というのも事実である。

就活に絶望している君へ バッカじゃないの?【湯川】 : TechWave

これは、techwave副編集長の湯川さんの記事だ。

要約すると、就活といった一つのイベントにこだわる必要はない。そこで失敗しても貪欲に学びつづけることで、道は絶対に開ける。と言ったような内容だ。そして、最後は次の言葉で結ばれる。

 就活で絶望的になっているみなさん。絶対にだいじょうぶだよ。こんなことでくじけずに前進してごらん。人生ってあきらめないでいれば絶対に好転するんだから。心から応援しています。
進学、就活ともに惨敗し、アルバイトから正社員になり独立して今が一番楽しいおじさんより。

「努力すれば絶対にだいじょぶ」といった部分には少し違和感があるのだが、そこは置いておいて、「就活だけで絶望する必要はない」という点には同意である。大企業や当時勢いのある企業に入社したとしても、そこでの自分は5,6年後には「膿」となっている可能性があるわけだから。

もちろん就職先は少なからずこれからの人生に影響を与えるだろうけれど、それよりももっと、「自分がそこで何をするのか」ということを真剣に考えていかなければならないだろう。

 

世知辛い世の中か、チャンスにあふれた世の中か、それを決めるのは誰でもない、自分自身だ。

 

 

大学学部レベルでの専攻は「自主的にはやりたくないけど必要なもの」くらいでちょうどいい

さて、期末テストも佳境に入ってきた。週末は勉強漬けとなっている。

これはネガティブなことだろうか。否、僕が思うにこうして強制的に勉強させられる環境は貴重なものだ。

「めんどくさいと思いつつも勉強を強要される環境」はそうそうない。これは、チャンスだ。

どういう意味でチャンスかというと、自主的には勉強しないようなことでも勢いで身につけられてしまうという意味だ。自主的に勉強するようなものは、いつだって勝手に勉強する。しかし、「めんどくさい」と思ってしまうものについては、強制でもされないと勉強しない。

だから、大学の学部レベルの専攻では「めんどくさいけど将来必要なもの」をとるとおもしろいんじゃないかな、ともおもう。そして、もし本当に好きな分野で専門性を高めたければ大学院へ行けばいい。

 

そんなわけで、もし今の大学の専攻と本当に自分のやりたい分野の間に乖離があったとしても、ネガティブに考える必要はないとおもう。むしろ、ポジティブにチャンスと思ってもいいだろう。

テスト勉強をしながら、そんなことを思った。

 

ではでは。
テスト勉強に戻ります。

 

 

35年間の集大成。400人の大教室がOB・OGで溢れかえった最終講義。

35年間にわたりうちの大学で教鞭をとっていた教授の最終講義。OB、OGがあつまり400人も入る大教室で立ち見の人がいたほど。愛されてるなあ、としみじみ感じた。

始めに学部長が「一期生のみなさんよりも私のほうが若輩で…(笑)」といったことをおっしゃっていた。大学で35年間も教師を続けるとそんなこともあるのかと驚いた。僕なんかが生まれるずっと前から教壇に立ち続けている。果たして、どのような心境なんだろうか。いろいろと考えさせられた。

氏のやや緊張しながらも、力のこもった授業には、達成感とともにゆるぎない自信をかんじた。圧巻は、最後の花束贈呈。歴代の生徒(ゼミ生?)が、つぎつぎと大きな花束を渡していく。平日の夕方であったから、もちろん仕事もあったはずだ。仕事を休んでまでも、想いを伝えに足を運ぶ。それもあの僻地に(笑)。ほんと、愛されてるなあと。

このような最終講義となったのも、一人ひとりの学生としっかり向き合ってきたからこそだろう。人生の深みを感じた瞬間であった。

 

ひとつ心残りをいえば、授業中に来週のテストででるとこを言うはずだったのに、よく分からないまま終わってしまった点…。いや、あんなに生徒に愛されている教授だ。心配ない。単位をくれないはずがないではないか。そう信じている。

広尾で本格派バーガーを食す!外国人で賑わう Burger Mania に行ってきた

なんといってもこの迫力!

Avocado Cheese Burger. Awesome!!

 

ただ、お肉の量は少なめだし、そこまで脂っこいわけでもなく、食べやすい。アメリカにあるようなジャンキーバーガーを狙っていた友人と僕の口からは「ちょっと控えめだったね」という言葉がでてきたほどだ。

裏返せば、日本人の口に合うようになっているともいえるだろう。また、女性でも気軽に食べやすいのかなーともおもった。

かなりの人気店らしく、休日の12時にはすでに3〜4組ほどが並んでいた。それだけうまいということだろう。

広尾へ来た際にはぜひ。

(参考:バーガーマニア広尾店[食べログ]

横国のキャンパスって意外とおしゃれかもと思えてきた話

正門きれい。夏は緑も美しい。

 

学生支援センター

 

シンメトリーな感じがいい。

 

夜の図書館はまた光がおしゃれで

 

帰り道。明かりのぼんやり具合がいい。

 

ちょっとおもったこと

これらは、全て iPhone4 で撮影して Instagram で編集したもの。特に画質がいいというわけでも、技があるというわけでもない。とすれば、キャンパス自体がいいのかなーと。

留学前はこんなこと全く思わなかったんだけど、帰国してからなんだか横国のキャンパスをまた違った視点で見るようになった気がする。いいとこあるじゃんって思える。

人でもモノでも、いいとこに気づけると楽しくなってくる。そして、きっと気付いてもらえた方もうれしいはずだ。もっともっと気づける人になりたい。ふと、そんなことをおもった。

教育の未来を考える一冊。Khan Academy 創始者が語るこれからの教育のあるべき姿とは。

"The One World Schoolhouse"を読み終えた。
オンラインビデオ学習サービス「Khan Academy」の創始者 Salman Khan の熱がこもった一冊だ。

筆者は、アメリカの教育問題にとどまらず、世界全体の教育について語っている。オンラインビデオという媒体はそれを可能にするわけだ。それはまた、日本にいる僕らも、世界の教育について語る権利があるということだろう。

インターネットの誕生で世界はつながった。とある一人の証券マンが思いつきから始まった一つのサービスが、世界をも変えてしまうことがある。そんな可能性を感じた。

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印象に残ったフレーズを紹介

特に印象に残ったフレーズを紹介していこう。

Mastery learning simply suggests that students should adequately comprehend a given concept before being expected to understand a more advanced one.


The One World Schoolhouse: Education Reimagined (p. 37)

(大意)
Mastery Learning(熟達学習)とは、生徒が応用度の高い問題を解けるものであるとされる前に、今までに習ったコンセプトを十分に理解しておくべきである、というごく単純なことだ。

簡単そうに聞こえるが、これが既存の学校システムでは難しい。なぜか?

In a traditional academic model, the time allotted to learn something is fixed while the comprehension of the concept is variable. Washburne was advocating the opposite. What should be fixed is a high level of comprehension and what should be variable is the amount of time students have to understand a concept.


The One World Schoolhouse: Education Reimagined (p. 39).

(大意)
伝統的な学校体系では、何かを学ぶために割り当てられた時間は固定されている。その一方で、そのコンセプトの理解度はばらばらである。ワッシュバーン氏は、その反対を主張した。すなわち、固定されるべきは高い理解度であり、ばらばらであるべきは生徒がそのコンセプトを理解するのにかかる時間である。

先ほどの疑問がとけた。従来の学校システムでは、時間が固定されるだけで、高い理解度は固定(保証)されないから、熟達学習もかなわないのである。教育のあるべき姿は、その逆。

その教育の姿を実現させるものが、Khan Academy そのものであるわけだ。

In gradually developing my own approach to teaching, one of my central objectives was to reverse this balkanizing tendency. In my view, no subject is ever finished. No concept is sealed off from other concepts. Knowledge is continuous; ideas flow.


The One World Schoolhouse: Education Reimagined (p. 51).

(大意)
教えるということに取り組んでいく中で、私の中の中心的な目的の一つは、この(学習分野が)分断されてしまっている傾向を逆転することだった。私が思うに、どの科目も決して終わりはしない。どのコンセプトも他のコンセプトから切り離されていたりはしない。知識というものはつながっているのだ。アイデアが流れるかのように。

これも Khan Academy で実践されていることの一つだ。科目毎、単元毎でわざわざ切り離す必要はない。それらはつながっている。物事は、一つひとつ覚えるよりも、何か既知のアイデアと関連付けて覚えたほうが記憶効率が良いということは研究で分かっている。切り離す理由が見当たらない。

さいごに

3箇所引用してみたけれど、この本はかなり内容が濃い。なので、興味を持った人はぜひ読んでみるといいだろう。Khanさんの教育にたいする斬新な考え方、Khan Academy の発足から事業拡大へと至る感動的なストーリー、いずれも一読に値する。

英語のレベルはそこまで高くないように感じた。何冊か洋書を読んだことのある人ならば、読みこなせるだろう。

 The One World Schoolhouse: Education Reimagined

おまけに、Khan Academy のビデオをひとつ貼り付けておく。参考までに。


Algebra: Linear Equations 1

それにしても、邦訳版の出版が待ち遠しい…。

© 2018 Motoki Yoshida